オゾンは自然界に存在し、臭いのある無色の気体です。地球を取り巻くオゾン層が有害な紫外線から生物を守っていることでもよく知られています。
オゾンは強力な酸化力を持っているため脱臭、除菌、脱色、有機物分解などに利用でき、使用後は自然に分解して酸素に戻り残留性がありません。
現在国内では水道水の高度浄化、工場の悪臭防止、食品工場の衛生管理、医療・介護など利用分野が広がっています。
オゾンの優れた特徴は次の通りです。
・殺菌、脱臭、鮮度保持、漂白、ゴキブリ忌避という特性を持っています。
・塩素の約6倍の殺菌力があり、フッ素に次ぐ強力な酸化力を持っています。
・オゾンの原料は空気中の酸素ですので低コストで生成できます。
・オゾンはすぐに酸素に戻るので残留性が無く安全です。
・高濃度のオゾンは人体に影響があります。オゾン濃度が0.1ppm(0.1mg/リットル)以下であれば作業環境許容濃度ですので人体への影響はないとされています。
・酸素に戻ってしまうため、作って貯蔵する事が不可能。
オゾンが持つ強力な酸化力を利用して悪臭の元(悪臭分子)を無臭分子に分解します。
芳香剤や消臭剤は悪臭を他の臭いで包み込むだけなので、元の臭いが消えたわけではありません。時間が経過すると薬剤の効果がなくなり、元の臭いに戻ってしまいます。
空気清浄器は、主としてフィルターを用いて空気中のゴミや塵を吸着して除去するものです。オゾン発生器は、オゾンの作用で臭気成分を酸化分解して消臭するものなので、空気清浄器のようにゴミや塵を除去する機能はありません。
殺虫効果はありません。しかし、オゾンの消臭・除菌効果で環境が改善されれば害虫の誘引要素は軽減されます。また、ゴキブリに対しては集合フェロモン(仲間を呼ぶ臭い)を分解することで巣を作りづらい環境にします。
タバコ、トイレ、ペット、生ゴミ、カビ、下水、新建材、体臭など嫌な有機臭を分解し消臭します。
一般に薬剤の場合、細菌やウイルスの細胞の核に作用して除菌します。このため、その薬剤に対する耐性を持った菌やウイルスが発生する恐れがあります。(このような菌やウイルスには同じ薬剤は効果がありません。)
一方オゾンによる除菌の場合、細菌やウイルスの細胞膜を破壊するので、細胞そのものが死滅します。このため、耐性菌が発生する恐れはありません。
また薬剤と違って、オゾンは作用後に酸素に戻るので安全です。
オゾン水とは水にオゾンを溶け込ませたものです。水を何か別の物質に変化させたものではありませんので、時間が経過すれば普通の水に戻ってしまいます。
浄水器は水道水の不純物をフィルターなどを使って物理的に除去するものです。したがって浄水器で作られた水には、オゾン水のように除菌効果はありません。
オゾン水で食材を洗った後、すぐ食べても大丈夫なの?
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オゾンは有機物と接触するとすぐに酸素に戻ってしまいます。野菜、肉、魚自体も有機物であり、そこに付着している菌も有機物ですので食材にかけたオゾン水は水になってしまいます。
また、オゾンは食品添加物の「既存添加物」として指定されていますので、万が一食品に混入しても問題ありません。
野菜や果物の場合、収穫後にエチレンガスが吐き出されるため成熟・腐敗を早めてしまいます。オゾンはこのエチレンガスを分解するとともに、浮遊・付着する腐敗菌、雑菌の増殖を抑えるので鮮度を保持できます。
オゾンを使用するとグリストラップの清掃は必要なくなりますか?
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オゾンによる浄化システムを設置してもグリストラップの清掃は必要です。オゾンでは物理的なもの(食材のカスなど)の除去はできませんので、1槽目の残渣カゴや2槽目以降の油脂分の清掃は必要です。ただ、導入前とは清掃の頻度や労力に大きな差が出ます。グリストラップを良い状態で維持するためにはやはり清掃は不可欠です。
ご購入後1年間は保証期間として製造保障いたします。保証期間中、通常のご使用で故障した場合には無償にて修理させていただきます。保障期間経過後は、ご希望があれば有償にて修理を承ります。
なお、保証書がついておりますので、よくお読みくださるようお願いします。
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